2018年度埼玉新英研2月例会報告 

 2019年2月23日(土)に大宮南公民館で2018年度最後の例会を 開きました。埼玉が中心となり関東ブロックが力を合わせて 112名の参加者が学び合った1月の関東ブロック集会の反省と 2019年度の見通しを運営会議として午後1時から持った後、 高校と中学の実践報告を1編ずつお聞きしました。 

 まず東京・高の殿山愛梨さんによる「英語の歌に生徒とチャレンジ 」 の報告でした。

 千葉支部事務局長の宇野さんの教え子で今年から商業高校で教え始めた殿山さんは録画した授業の様子を披露、英語の歌stanzaごとに区切り、スマホのbluetooth機能を利用、くり返しサビの部分などを指導、 だんだん声が出る様子がよくわかりました。宇野さんに最後に感想を語ってもらうと、歌の実践を重ねていたはずの宇野さんはその時期歌を扱っていなかったとのことでびっくりしました。フレッシュで今後の活躍が本当に楽しみです。 

 中学の報告は神奈川支部の泉康夫さんによる「生徒が食いつく長文読解授業のカタチ-映像と長文で考える甘いバナナの苦い現実-」という報告でした。フィリピン・ミンダナオ島からのバナナの広告と、現地プランテーション労働者へのインタビューや化学薬品散布問題に関して、まずスキーマを与えるため、 映像を見せて、その後で長文の読解に取り組みます。まず映像を見せるのは何故かとの質問もありましたが、時間数の少ない中学の現場で英文が読めない層の生徒も学習に参加させたいという泉さんの優しさの説明で理解できました。この実践は出版された 『世界の現場を見てやろう』(三元社)に詳しく書かれています。 

 東京、神奈川のレポーターの他、東京から池田さん、島崎さんが参加されました。埼玉の初参加者は、なんとすぐ新英研会員になってくれました。15名の参加で充実した会でした。(文責:柳沢)